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おーちゃんの日々



運と縁としあわせ

8月12日
OTISもDONちゃんもゆうも、運の強い猫だと思う。
少なくとも生死の境目のところから生き延びて、いま私の目の前にいる。

DONちゃんは、去年の10月、弱りきっていまにも倒れてしまいそうなところを清水家のれんちゃんに助けられ、そのまま清水家の家族になりました。
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OTISは、同じ年の1月に、猫の里親を募集するサイトを運営しているあおぞらさんのところから清水家にやってきました。あおぞらさんに保護されるまでは、ずいぶん酷い環境で暮らしていたようです。人間にも虐められていました。
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うちのゆうは、遡ること11年前。清水家のマンションの駐輪場で鳴いているところを助けられ、縁あって、うちの仔になりました。
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猫にとってなにが一番幸せなのかを時々考える。外の世界に比べれば明らかに狭い「家」のなかだけれど、虐待に遭うことなく、ごはんの心配もなく暮らす生活。日々生きるための戦いと危険はあれど、土や草とたわむれ、虫や小さな生き物を喰らい、寿命は短くても本能のままに暮らす外での生活。後者よりも前者であろう、と自分を納得させてはいるけれど、本当の幸せな暮らしとはすこし違うのかもしれないとも思っている。

アジアの片隅にはいつでも、幸せそうな生き物がいる。
飼われている犬も猫も鳥も(時には猿も!)、家のなかにもそとにも居場所がある。人々は野良犬や野良猫をことさら可愛がるようなことはしないのだけれど、虐めるようなこともしない。
人間以外の生き物が生きていることをごく自然にあたりまえに受け止めている。残飯を食べてくれる便利なもの、くらいに思っているふしもあるようだけれど、よその猫が家のなかを通過しようが、店先で眠っていようが、おかまいなし。
小学校の校庭やお寺では、親子でくつろぐ犬や猫の姿がよくあり、そして誰もそれを追い立てることなく、放っておく。心地のよい距離感。
必要以上に手をかけるわけではないので、数が爆発的に増えることもなく、ある程度体力のある強い仔だけが、生き延びる。そのくりかえし。

幸せな生き物が多いところでは、人間も幸せそうに見える。そう考えると、いまの日本の人々はちょっとしあわせを遠ざけているのかもしれない。
いま我が家で安心してぐっすり眠っている猫たち。そんなに不幸せではないよね?と聞いてみたけど、全員熟睡中で返事なし。まずまずよろし。
by sharatani | 2005-08-12 13:50
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お客様、おーちゃん記録。今年の夏は何するの?!

by sharatani
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